平成31年3月20日(水)に、平成30年度「静岡・海洋産業シンポジウム」が開催され、約90名の方にご参加いただき、盛況のうちに終了することができました。
ご参加いただきました皆様、開催にご協力をいただきました関係者の皆様、ありがとうございました。
■基調講演
早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構 農学博士の矢澤一良氏から、「予防医学とマリンビタミン」と題し、ご講演をいただきました。
■事例発表
事例発表では、アカデミアから2者、企業から3者の方々にご登壇いただき、マリンバイオテクノロジーを軸として、様々なお立場、視点からご発表をいただきました。
<発表内容>
- マリンバイオと臨床医学〜医師と栄養士の役割とは〜
<演者>常葉大学健康科学部長・教授 久保 明 氏
- 海洋生物資源を活用した機能性食品開発〜東海大学の取組について〜
<演者>東海大学海洋学部水産学科食品科学専攻 教授 齋藤 寛 氏
- 水体系生物と水銀のセレンによる無毒化
<演者>いなば食品株式会社 執行役員 加藤 文克 氏
- 海洋性機能性素材の開発〜カツオ・マグロの活力成分「アンセリン」について〜
<演者>焼津水産化学工業株式会社 研究開発部長 上野 友哉 氏
- 日本初の機能性表示魚「よかとと 薩摩カンパチどん」の挑戦
<演者>マルハニチロ株式会社 中央研究所 主任 柿崎 裕介 氏
■パネルディスカッション
ご講演・ご発表をいただいた矢澤氏、久保氏、齋藤氏、加藤氏、上野氏、柿崎氏により、パネルディスカッションを行いました。
今回は、矢澤氏がファシリテータとして、「海からはじまる健康づくり・仕事づくり」と題して、地域の健康増進、経済活性化の実現に向けたマリンバイオテクノロジーの魅力や可能性について議論を深めました。
■交流会
シンポジウム終了後、交流会を開催しました。
約35名の方々にご参加いただき、活発な情報交換・意見交換が行われました。