【目的・概要】
富士山を背景に有する駿河湾は、水深2500mを有する日本最深の湾であり、浅海〜深海におよぶ広い範囲にわたり多様な自然環境が存在し、多様な生物資源が存在する。私たち静岡は駿河湾の自然を理解し、この自然との共存を模索しなければならない。
本プロジェクトは、駿河湾の自然(海底地形・海洋情報)に対する空間的データを取得し、海洋インテリジェンスを基盤とした水産業・海洋レジャー産業・防災減災計画を推進することを目的とする。
【プロジェクト開始年度】
平成28年度
【実施者】
■東海大学 海洋学部 准教授 坂本泉(プロジェクトリーダー)
■東海大学 海洋学部 講師 田中克彦
■海洋研究開発機構 海洋生物多様性研究分野 藤原義弘
【研究内容】
①駿河湾海底地形測量(深海部・浅海部)
②駿河湾海底地形測量(漁民皆測)
③海洋観測
④海洋3D情報化
【平成29年度までの成果概要と今後の展望】
既存の約1万倍の精度がある精密な駿河湾の海底地形データを収集しています。底質や生物データを重ねて、水産業・海洋産業・防災減災計画への活用を目指します。
これらの海洋地形データを魚探に内蔵することにより駿河湾でのより効率的な操業や遊漁などの海洋レジャー産業への展開、また得られた生物データ画像は教育・広報での活用が期待されます。