今回のテーマ
海洋情報基盤の現状と
その産業利用の可能性
静岡市・静岡市海洋産業クラスター協議会は、駿河湾をはじめとする海洋資源や海洋関連産業の集積を活かし、将来、「海洋産業」が静岡市の発展を支える主要産業の1つとなることを目指しています。今回のシンポジウムでは、海水温、潮流といった「海洋データ」にフォーカスし、その情報基盤の現状やビジネス化の可能性、さらには水産業をはじめとする周辺産業の高度化に向けた利活用の可能性について理解を深めることを目的として開催します。
基調講演
宇宙を食卓へ〜日本の漁業情報システム〜
(一社)漁業情報サービスセンター 専務理事 爲石日出生氏
駿河湾3Dマッピング化計画について
東海大学海洋学部 准教授 坂本泉氏
パネルディスカッション
駿河湾における海洋データの把握とその利活用について考える
プログラム
開会挨拶 14:00
静岡市海洋産業クラスター協議会 会長 二渡肇
基調講演 14:05〜15:05
宇宙を食卓へ〜日本の漁業情報システム〜
演者/(一社)漁業情報サービスセンター 専務理事 爲石日出生 氏
駿河湾3Dマッピング化計画について
演者/東海大学海洋学部 准教授 坂本泉 氏
パネルディスカッション 15:20〜17:00
●テーマ
駿河湾における海洋データの把握とその利活用について考える
●登壇者
コーディネーター
- 静岡市海洋産業クラスター協議会 アドバイザー 水野惠介
パネラー
- 海洋研究開発機構 上席技術研究員/石川洋一 氏
- 水産研究・教育機構 研究開発コーディネーター/清水学 氏
- 静岡県水産技術研究所 資源海洋科長/海野幸雄 氏
- (一財)函館国際水産・海洋都市推進機構 事務局長/備前悟 氏
- (一社)漁業情報サービスセンター 専務理事/爲石日出生 氏
- 東海大学海洋学部 准教授/坂本泉 氏
- 静岡市 経済局長/赤堀文宣 氏
交流会 17:15〜18:30
※会費(2,000円)は、当日会場にてお支払いください。
演者・登壇者
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爲石 日出生 氏 (一社)漁業情報サービスセンター 専務理事
1972年(社)漁業情報サービスセンター設立入社。 漁業現場にて漁海況事業を推進、1982年より人工衛星情報の漁業への導入を開発推進、1994年東京大学から博士号(農学)を授与、1995年日本水産海洋学会より宇田賞を授与、2012年同学会より功績賞、2014年(一社)大日本水産会から水産功績者賞が授与される。2011年より現職。
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坂本 泉 氏 東海大学海洋学部 准教授
1993年東海大学大学院海洋学研究科海洋科学専攻博士課程後期修了。 東海大学海洋学部海洋資源学科研究員、海洋科学技術センター(現・海洋研究開発機構)研究員などを経て、現職。
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水野 惠介 氏 静岡市海洋産業クラスター協議会 アドバイザー
東京大学農学部水産学科を卒業後、同大学海洋研究所資源環境部門を修了し、科学技術庁宇宙関係派遣職員(スクリプス研究所)、海洋科学技術センター(現・海洋研究開発機構)海洋研究部主幹、水産総合研究センター遠洋水産研究所海洋・南大洋部長などを歴任。2016年より現職。
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石川 洋一 氏 海洋研究開発機構 上席技術研究員
海洋研究開発機構気候変動適応技術開発プロジェクトチームプロジェクト長。博士(理学)。専門は海洋物理、特に数値シミュレーション、データ同化とその水産分野への応用。
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清水 学 氏 水産研究・教育機構 研究開発コーディネーター
専門は沿岸海洋学。2016年3月まで同機構・中央水産研究所に所属し、沿岸域での海洋モニタリング、赤潮やクラゲ等有害生物の出現過程把握に関する研究に従事。
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海野 幸雄 氏 静岡県水産技術研究所 資源海洋科長
1983年静岡県栽培漁業センターに入庁。1988年から水産試験場(現・水産技術研究所)にて遠洋・沖合のカツオ漁業や北西太平洋の海洋変動に関する試験研究に従事。その後、漁業高等学園、水産振興課、水産資源課、水技研伊豆分場などを経て、現職。
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備前 悟 氏 (一財)函館国際水産・海洋都市推進機構 事務局長
1978年函館市役所に入庁。企画部参事、公立はこだて未来大学共同研究センター参事、商工観光部次長、経済部長等を歴任し、2011年に退職。その後、(株)日本アレフ 函館未来研究所産学官連携推進センター長、株式会社ノース技研 営業部参事を経て、2015年より現職。
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赤堀 文宣 氏 静岡市 経済局長
1981年静岡市役所に入庁。経営企画課長、人事課長、消防部理事、企画局次長などを経て、2016年より現職。